消費者目線の心配り
インターネット通販を利用した際のポストに入っていた封筒に関するレビューですが、封筒に刷ってある住所や名前が大きすぎて、ポストからはみ出た封筒の名前などが丸見えでした。
当時は一人暮らしで、集合住宅に住んでいたため名前などあまり外に知られたくないので「個人情報なのでもう少し小さく印刷してほしい」と書き込みました。
レビューを消して欲しいとお店側からメールが来ましたが、印象を悪くするレビューを消す行為も良く思わなかったのでレビューも消すことなく、その後はそのお店を利用することもなくなりました。
以前、会社員として働きながら専門学校の非常勤講師をしていたことがあります。
当時は今みたいに副業解禁という雰囲気はなく、非常勤講師の方が先で、社長にはそれも了承の上で入社しました。
週に1回午前中だけ専門学校に行くので、午後から出社していましたがそれで仕事量が減るわけでもなく、当たり前のように残業して、土日出勤もすることもしばしばありました。
ですが、なぜか給料を減らされており、春休みや夏休みなど専門学校の授業がない日は会社もぬけることもなかったので、普通に給料が支払われていました。
当時は非常勤講師もしたかったので何も言えませんでしたが「副業やってるからその分、給料減らすね」なんて、今では通用しないなと感じます。
なぜ、こんな心理状態になったかを考えてみると、1の場合は通販業社が企業の印象ばかりを気にして真摯に消費者に対して向き合わなかったからではないでしょうか。
もし、本当に申し訳ないと思っているならもう少し小さく印字した封筒でお詫びのお手紙でも送ってきた方が伝わったのではないかと思います。
それをネット上で企業の印象を良くするために事実をなかったことにしてくれというのは都合がいいなと感じました。
2は正直、自分を認められてない気がしたからではないでしょうか。
副業をやっていても本業をきちんとこなしていれば給料は普通に支払われるべきだと思います。
ネット上では、とにかく印象を良くするための印象操作が常に行われている気がします。
サービスとは、メリットだけでなくデメリットも全て伝えるべきなのではないでしょうか。
それを見て、どう受け取るかは見る側によります。
一人ひとり考え方も違えば、一つの商品に対して受け取る印象も違うのです。
メリットばかり表に出しデメリットは隠している場合は、商品やサービス利用後に失敗してもある程度納得できます。
ですが、メリットばかりを伝えてデメリットを伝えなかった場合の、商品やサービス利用後の失敗は怒りに変わってしまうことが多くあります。
再度利用することもなくなるのではないでしょうか。
要望として思うのは、よくあるのが入口はわかりやすいのに出口はわかりにくい、というケースです。
特にサブスクリプションや美容系の初月限定のサービスは、始めは気軽に始めやすいものが多いですが、解約はわかりにくいものが多い印象です。
サービスを利用し続けてもらうためなのはわかるのですが、サービスとは消費者が納得して利用するものだと思います。
納得できなければすぐ解約できるよう入り口もわかりやすくしてほしいです。
見栄えやいい印象を与えることばかりにフォーカスするだけでなく、デメリットもきちんと伝える、
その上で納得して利用してもらうのが双方にとっても良い結果をもたらすのではないでしょうか。
誰が見てもわかりやすく、サービスを辞める手続きもすぐわかりやすい位置に配置しておく。消費者目線の心配りをしていただきたいです。
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