相手の立場をよりていねいに想像すること
月額制の動画配信サービスに登録したが、アプリの動作が悪くイライラする。
ラインナップには満足しているのだが、たびたびフリーズする。
ネットワークは問題ないのに、急に停止して見れなくなる。
利用端末の上限オーバーだと通知されるが、端末は1つしか利用していない。
仕方なく、たびたび設定画面に戻ってアプリを強制終了させて再開させているが、そのあいだの時間が無駄だ。
他にも、細切れに読み込み中になるときがあり、そうなるとストーリーは分からなくなるし、見ている意味がない。
操作性も悪く、頭出しの機能がないから、最初から見たいときは、いちいち早戻しボタンを最初になるまで押す必要があって面倒くさい。
何かと面倒だったり待たされたりするので、コンテンツを楽しみきれないのが大変残念。
うちの会社はデジタル化が進む現代において、いまだ紙やハンコが当たり前で、さらに多くのメンバーがそれが効率が悪いと思っていない。
いちいち印刷してパンチして提出、それを赤字訂正されて、修正したら、また印刷の繰り返し。
上司の見やすいレイアウトに調整してプリントしないと文句も言われる。
そのわりに紙やプリンターの利用にはうるさく、節約を求められる。
ハンコ文化も根強く、ハンコをもらうためだけに、承認者のご機嫌を伺ったり、待ち時間が発生したり、
ハンコを押してもらうためだけにビルを何階も行ったり来たりする時間もある。
もっと優先すべきタスクはあるはずなのに、その時間が無駄に思えてイライラする。
無駄だと感じることや、意味が分からないと思うことを繰り返されることによって不満がたまる。
頻度が低ければ我慢できることも、繰り返されることによってイライラがつのる。
また、イライラしているときは、そもそも自分に余裕がない。
心や時間に余裕がないときは、無駄だと思うことを穏やかに待つことなんて出来ないので、すぐに怒りに変わる。
さらに改善の余地があることが明白な場合も不満が増す。
どう見ても誰が見ても「もっとよくなるだろ」と思うような、そして「すぐ気が付くだろう」というような内容だと、改善されていないことに余計に腹が立つ。
まずは自分も利用してみること、相手の立場にたってみるという当たり前のことが必要。
何事も経験して自分事にしないと、その物事の重要度とかが見えてこない、というのはよくあることだ。
それが難しいなら、モニターに協力してもらえばいい。
そして、小さな不満でも何度もあがるようなものは対処の必要があるものとして優先度をあげて対応したほうがいい。
悪い評価をかくひとをひとまとめにクレーマーとせずに、イライラさせた原因を少し考えてみるのもいい。
炎上してしまう会社が悪いのか、炎上させた顔のみえない大勢のひとが悪いのか、それはもちろん場合によりけりで、
会社に非がなくとも、強い悪意や嫉妬からネット炎上してしまう場合もあるだろう。
だが、そうでない場合は、自身を振り返るチャンスと考えて、不満の声を冷静に分析してみてほしい。
なかには、よりよい状態へと変化するための鍵も隠されているかもしれない。
相手の立場をよりていねいに想像することで、よりよいサービスや商品がうまれると思う。
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