時代の変化に鈍感
かなり値の張った音楽プレーヤーが購入して三日くらいで再生が出来なくなってしまったことについて、レビューを書き込んだ。
普通に考えてみれば、ただの初期不良であったと思うが、購入した店舗でそれが認められず、修理費用までとられたので、腹が立ってしまったためである。
レビューにはその音楽プレーヤーはもう絶対に買わない、これを購入したら本当に損をする、定員の対応も理不尽極まりなく許せないと、長文でなおかつ詳しく内容を書き込んだ。
新しく乗り換えた携帯電話がすぐに壊れてしまい、そのことで携帯電話の店舗に行ったら、あまりにも対応が悪くて悪口を書き込もうとした。
そのときはどう考えても初期不良なのに、使い方が雑だったのと運が悪かったという説明を受けた。
今思えば、そこの携帯会社のせいというよりも、その店舗のアルバイト店員の対応が悪かっただけなので、
会社にまで文句を言うのは違うかもしれないとも思うが、それでもそのときはとても許す気になれなかった。
人間とはどれほど理論的で合理性を求めたとしても、自身の抱く感情には逆らうことが出来ないからだと思う。
特に腹が立つ、騙されたなど人間とはその一瞬に殺意を覚えるほど感情に流されてしまう本能的な部分が存在しているからだと思う。
冷静に物事を考えることにおいて、実はとても難しいことだし、そうした状況に陥っても、いかに落ち着いて状況を把握することができるのかが重要なのではないかとも思う。
つまり、人間である以上、こういったことは避けることが出来ない、そして深い理由など存在しないのだと思う。
そもそも余程のことがない限りは炎上などしないし、客観的に見て炎上してしまう会社・商品・サービスは時代の変化に鈍感であると感じる。
特に、最近は、これはどこからどう見ても炎上するだろうなと思わせてしまうものも多くあるように思う。
もう少し、世間が何をいま求めているのか、そして何に敏感になっているのかのリサーチをしっかり行なっていくことで、
未然に防ぐことができる炎上案件がほとんどだと感じるので、そこの部分に会社も重点を置くべきだと思う。
消費者の立場になって何も考えていないからだと思う。
そもそも、どんな商品においても消費者がいなければ成り立つことはなく、その事実を見事に忘れてしまっているのではないかと思う。
消費者ありきの商売であって、その会社の能力や努力だけが結果を出しているわけではないことをもっと分かっていた方がいいと思う。
そして少しでも時代の変化に敏感でなければ、一般的な人々からは批判もされるだろうし、
ひとつの会社としてだけでなく、消費者や他の人々の立場になって考えていくべきなのではないかと思う。
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