見つめ直すことを怠らないでほしい
ネット通販サイトで購入した、液晶ペンタブレットに関するレビュー。
液晶ペンタブレットは日本のWACOMという会社のモデルが最もクオリティが高く安定しているので基本的にプロクリエイターはそちらを購入するのですが、
中国や台湾のメーカーも追随してペンタブレットを開発していて、私がその時購入したのもそういった海外産の商品の一つでした。
その商品は値段が国産の三分の一程度で、最初の2か月は問題なく使えたのですが、それ以後ですぐに不具合が出始めて壊れてしまいました。
安物買いの銭失いになったこと、返品期限の1か月だけ持たせればいいというようないい加減な品質管理に憤り、そういった旨を評価として書きこみました。
私の以前に勤めていた会社は残業管理がいい加減で、必要な残業だったか、適切な理由で会社に残っていたかを上司が判断していました。
上司の指示に従って業務に必要な仕事をするために残業をしていたり、あるいは上司に呼び出されて会議を行ったりと、
明白に仕事に関わることのために時間外に働いていたにも関わらず、上司の胸先三寸で「これは必要な労働ではなかった」とされてしまい残業代がでないということがしょっちゅうでした。
さすがに会社名を出して批判はしませんでしたが、ネット上で愚痴のように書き込んだことは経験があります。
自分が騙された、利用されたと思ったときにそうなってしまうのだと思います。
商品の購入者としてであれ会社内の労働者としてであれ、こちらはお金だったり時間だったりなんらかの対価を差し出しているのだから、それが無碍にされたと感じたときは憤るのが当然だと思います。
つまりは「あなたが差し出した分だけ、こちらも御礼やご褒美を用意しているよ」という約束を破り捨てられたように感じさせる不誠実さが諸悪の根源なのではないでしょうか。
そういったサービスについては、やはり取り繕うことや急場をしのぐことを考えずに、
自分たちがユーザーや取引先、かかわった人たちに迷惑をかけたり約束事をやぶったことをちゃんと認識することが第一歩ではないでしょうか。
その認識がないままでうわべの謝罪を繰り返してみたところでそれは見逃されず、見透かされた上にさらに強い抗議や反発になって返ってきてしまうと思います。
炎上は今や会社でも個人でも、誰にとっても無縁ではない事柄ですが、自分が置かれている状況や自分のしたことをきちんと認識し客観視する力を得ることが炎上から遠ざかるすべだと思います。
まず「炎上」という単語の意味を見つめ直すことから始めていただきたいと愚考します。
ただひとこと「炎上」という単語でまとめてしまうと本質が分かりにくくなると思います。
炎上という一言は確かに便利ですがそれにはいろんな要素が含まれていて、時にその一言で語ることは内包されているさまざまな問題を見えづらくしてしまいます。
会社の上層部のモラルが問われているのか、品質管理の不徹底が糾弾されているのか、それまでその会社が築いていた信頼を裏切ることをしてしまったのか、
多面的にその状況を認識し見つめ直すことを怠らないでほしいと思います。
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